2006 EARTH VISION 多摩-自然との共生-

2006 EARTH VISION 多摩-自然との共生-

ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」多摩で公開

おかげさまで、盛況のもと「2006 EARTH VISION 多摩-自然との共生-」の開催を無事終了しました。 多くのご支援、ご来場を深く感謝します。ありがとうございました。

「ヒバクシャ-世界の終わりに」に続く完成直後の話題作、映画「六ヶ所村ラプソディー」を 鎌仲ひとみ監督自身のトークとあわせて特別上映します。 また「地球環境映像祭」入賞作と連動して地域の市民団体による環境保全活動もご紹介します。 すべての映画は三多摩地区では初めての上映になります。

開催: 2006年 3月21日(火曜日・祝日)
会場: パルテノン多摩 小ホール(定員304名) 交通のご案内
入場料: 前売 セット鑑賞券(第1部+第2部)¥1200
当日 セット鑑賞券(第1部+第2部)¥1300

●当日は第1部限定鑑賞券¥600もございます。
●価格は全て税込です、小学生以下は無料です。
●チケット前売は、ネット予約共に締め切りました。
  チケットパルテノン 042-376-8181
●チケットは、当日受付にてお求めください。 

第1部 「第14回 EARTH VISION 地球環境映像祭」 特別上映会

2006年3月9~11日開催された第14回本祭の入賞作品から5作品を選定する予定です。 (上映作品は変更する場合があります。)

11:00 ~ 12:38
「賢き狩人」
The Sage Hunter
(香港/98分/監督:ジャン・ドンリャン)

先住民の聖なる土地に、高速道路の建設計画が持ち上がった。自らの伝統と土地を守るため、ある若者が立ち上がる。

休憩30分中 小川まきミニライブ 10分

13:10 ~ 13:56
「生きる場所をさがして
-化学物質過敏症と闘う夫婦」 

(日本/46分/監督:中村 レン)

5万種以上もの化学物質に囲まれた現代社会の生活。原因も治療法も見つかっていない化学物質過敏症に苦しむ人たちがいる。
詳細サイト
13:56 ~ 14:49
「黒太郎一家の10年
-ナベヅルと暮らす村・八代」

(日本/53分/監督:白神道空)

山口県の八代盆地には、秋になると遥かシベリアからナベヅルが訪れる。明治から現代まで脈々と受け継がれる、 八代の人とツルとの絆を描く。
第14回FNSドキュメンタリー大賞 詳細サイト

休憩10分

15:00 ~ 15:28
「川底が語る-サケ先生の知床日誌」 

(日本/28分/監督:沼田 博光)

「魚と話す研究者」小宮山英重さん。世界遺産の知床で、サケが森を豊かにしていく循環を解き明かす。
2005年度科学放送高柳記念奨励賞
詳細サイト
15:28 ~ 15:43
「森を支える生き物たち」 

(日本/15分/監督:三木 信哉)

森のひと握りの土の中にも、ダンゴムシをはじめとして数億の生き物が住む。 生き物たちと木々が長い間営んできた森林の生態系の循環を、特殊撮影を駆使して映像化。
バーゼル市賞(部門最優秀賞)

関連トーク「地域での取り組み-雑木林は市民の宝」

15:43 ~ 15:58
多摩市では近年、わずかに残された雑木林の保全活動が各所で盛んに行なわれています。 市民ボランティアによる活動の様子や、そこに息づく生きものたち、そして注目の「永山駅前雑木林」もあわせて紹介します。
永山駅前雑木林を守る会ブログ

休憩30分中 小川まきミニライブ 10分

第2部 特別招待作品上映会&鎌仲ひとみ監督トーク

16:30 ~ 19:00
「六ヶ所村ラプソディー」

( 日本/約120 分/監督:鎌仲ひとみ)
プロデューサー:小泉修吉/撮影:大野夏郎、松井孝行、フランク・ベターツビィ/編集:松田美子/助監督:河合樹香/音楽:津軽三味線奏者 倭(やまと)小山内薫、永村孝治、柴田雅人/上映配給:巌本和道/編集スタジオ:ネオP&T/録音スタジオ:東京テレビセンター/制作配給:グループ現代/支援:文化庁
青森県六ヶ所村に日本各地の原発から出る放射性廃棄物を処理するための再処理工場が建設されました。 今現在はウラン試験というテスト段階にありますが、2007年には本格的に稼働する予定にあります。 着々と前進しているこの国家事業のはざまで、この村の人々はどんなことを感じ、 どのような生活を送っているのでしょうか。再処理工場を取り巻く人々の暮らしに重点をおいた 2006年3月公開の最新のドキュメンタリー映画。  オフィシャルブログ  多摩上映会ブログ
核燃の大地に咲く花、ここに私たちのくらしがある。
ヒバクシャに出会う旅の終着点は私達の足元、六ヶ所村だった。 2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。 電気エネルギーを使う日本人全ての難題に、地元の人々は向き合って生きている。 2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、 44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。 圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。
くらしの根っこ、そこに核がある
六ヶ所村には核燃料サイクル基地がある。その中心は使用済み核燃料再処理工場だ。 世界で最も新しいプルトニウム製造工場となる。
ここが稼動すれば日本は新たな原子力時代に入ってゆく。
今、エネルギーをいったいどうするのか、私たちは岐路に立ち、選択を迫られている。
私はイラクでがんや白血病になった子供たちと出会った。湾岸戦争で劣化ウラン弾が使われてから、 がんの発症率が上がり続けている。しかし、病気と劣化ウラン弾との関係は未だ医学的に因果関係が証明されていない。 子供たちが病気になり続け、死に続けている現場から前作、『ヒバクシャー世界の終わりに』は始まった。 身体の中に放射性物質を取り込んだ現代のヒバクシャに出会う旅の終着点は私たちの足元、六ヶ所村だった。 劣化ウラン弾は原子力産業から出てくる廃棄物から作られている。核の平和利用の副産物なのだ。

全国から核廃棄物が集まってくる六ヶ所に生きるということは、くらしの根っこに核があることを 日つきつけられながら生きることに他ならない。電気エネルギーを使う日本人全ての難題に、地元の人々は向き合って生きている。 その様々な生き方とくらしを見つめた。日本の原子力政策は揺ぎなく、産業は巨大だ。今でも夢のエネルギーとして原子力は 位置づけられている。
そのような原子力とどのように向き合うのか、それは一人一人がどう生きるのかを問われることに等しい。 自分自身の選択を生きる人々の日常。そこから私たちの未来が立ち上がってくる。              

監督 鎌仲ひとみ

■鎌仲ひとみ監督プロフィール
富山県生まれ。早稲田大学卒業後、フリーランスディレクターとして活動。 1991年文化庁芸術家海外派遣助成金を受けてカナダ国立映画製作所へ。 その後ニューヨークでメディア・アクティビスト活動を行う。 帰国後映像作家として活動を続け、2003年映画「ヒバクシャ-世界の終わりに」で 文化庁映画賞文化記録映画優秀賞 平和・協同ジャーナリスト基金賞<グランプリ>ほか多数受賞。

小川まきミニライブ

シンガーソングライター小川まきさんがアースビジョンの趣旨に賛同され、友情出演してくださいます。 休憩時間中に人気急上昇中の癒しのミュージシャンミニライブをお楽しみください。

ホワイエ展示

多摩市民の環境保全活動に取り組んでいる紹介パネル展示や 東京ガスの環境活動のご紹介、廃ガス管を利用したリサイクルペンダント工作教室などを行います。

主催: 

東京ガス株式会社 多摩支店

共催: 

アース・ビジョン組織委員会 多摩市民環境会議
たえのは 地球ウェーブ・TAMA

提携: 

多摩市文化振興財団(パルテノン多摩)

後援: 

多摩市  多摩市教育委員会

協力: 

たまごみ会議 ごみから変えよう!環々学々の会 NPO法人福祉亭
よみがえれ、大栗川を楽しむ会 冒険遊びを楽しむ会・TAMA
多摩グリーンボランティア森木会 永山駅前雑木林を守る会
なな山緑地の会


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