2005年2月新宿区四谷区民ホールで開催された第13回本祭の入賞作品から8作品の選定です。

13:20 ~ 13:22
「恵みの雨」

インド/2分/ウィッキー・イプ監督作品

人々の上に、豊かな雨が降り注ぐ。雨水利用を呼びかける広報コマーシャル。
13:23 ~ 13:55
「水、不足?」 

インド/32分/サンジェイ・バルナラ、ヴァサント・サベルワル監督作品

インドの農業地帯で深刻な水不足が起こっている。しかし、都市部では‥‥。
13:55 ~ 14:17
「ニュー・グリーン・ジェネレーション」

中国=香港/22分/ナンディダ・ダス監督作品

自分たちが環境にできることは何なのだろう。香港の子どもたちが動き始めた。はたして家族や地域住民の反応は‥‥?
14:30 ~ 14:51
「プラスチックの家のヤドカリ」 

台湾/21分/ウ・リヒョウ監督作品

プラスチックの家のヤドカリ(台湾/21分/監督 : ウ・リヒョウ)背中に貝をのせ、ヤドカリは波打ち際を歩く。しかし、プラスチックの入れ物や割れたガラス瓶さえも'宿'として使うヤドカリが増えている。
14:51 ~ 15:14
「ヒートアイランド昆虫記」 

日本/23分/植田 裕久、三田 豊監督作品

急激に進むヒートアイランド現象によって、東京の昆虫たちの生態が大きく変化している。

15:14 ~ 15:52
「米軍基地の暗い影」

韓国/38分/チェ・ビョンミン監督作品

韓国で、米軍基地が原因の環境汚染が30年にもわたり続いている。こうした環境汚染は、フィリピンの閉鎖された基地跡でも起こっていた。
16:12 ~ 17:03
「小さな町の大きな挑戦-ダイオキシンと向き合った川辺町の6年」
第13回アースビジョン最優秀賞受賞作

日本/51分/山縣 由美子監督作品

川辺町はダイオキシン汚染の実態を完全に情報公開。住民と共に新たな環境対策に踏み出した。
【講評】 この作品には、問題解決のためのヒントが数多く含まれている。問題を告発するのではなく成功事例を示すことで、環境に取り組む多くの人々に勇気を与えた。
17:03 ~ 17:55
「サイレント・ストーム」第13回アースビジョン大賞受賞作

オーストラリア/52分/ピーター・バット監督作品

オーストラリアで行われた、イギリスの核実験。その影響を明るみに出そうとある科学者が立ち上がった。
【講評】
核開発とその深刻な影響は今後も論議されるべき重要な問題である。この重いテーマが、推理小説のようなスリリングな展開で語られ、観客の心を引き付けた。

特別招待作品

19:00 ~ 20:44
「クジラの島の少女」

ニュージーランド/102分/ニキ・カーロ監督作品

豊かな自然と民族の伝統を背景に繰り広げられる 一人の少女とクジラをめぐる愛と勇気の物語。ニュージーランド、マオリの神話。 一人の少女の無垢な魂が、奇跡を呼び起こす。
第13回EARTH VISION招待作品
 2002トロント国際映画祭観客賞
 2003サンダンス映画祭観客賞など
 

特別上映作品

11:00 ~ 12:05
「緑色包囲」第11回アースビジョン大賞受賞作

中国・日本/65分/プロデューサー・張 克明(ジャン・クーミン)監督作品

環境破壊につながる使用済み乾電池を献身的な努力で回収する女性のたった一人の戦いの記録。 環境悪化が深刻な中国で田桂栄さんが使用済み電池の回収に孤軍奮闘する。行政の無関心と人間の力の偉大さを描く。 中国の片隅でたった一人古電池回収に努める主人公のパワーに、観ている者は圧倒され、 環境問題は一人一人にとって身近なところにあるのだ、と気づかされる渾身作で多くの方に観て欲しい。 短い期間に低予算で作られたにも関わらず、人間性あふれる映像を捉えた監督に敬意を評し、アース・ビジョン大賞に選ばれた。

過去12回のEARTH VISION 地球環境映像祭から、動物の生態と自然保護をテーマにした優秀作品を上映します。

12:45 ~ 13:00
「地球の一日」環境エネルギー館テーマ映像

日本/15分/占部 銀四郎、中村 大介監督作品

地球は全ての生物のものというメッセージを込めた「東京ガス環境エネルギー館」のテーマ映像。
少年の一日の生活と自然界の動物たちの何気ないしぐさの共通点を通じて地球に生きる共感を表現する。
2003ベルリン・エコムーブ青少年賞
2004サンクトペテルブルク・グリーンビジョン青年審査員賞
13:00 ~ 13:56
「ガラパゴスのドラゴン」第7回アースビジョン審査員特別賞受賞作

オーストラリア/56分/デビッド・パーラー&エリザベス・パーラー・クック監督作品

厳しい自然を生き抜き繁殖への戦いを続ける、陸と海、二種のイグアナの環境適応能力は必見。 ガラパゴス諸島のドラゴン(イグアナ)たちの生存をかけた想像を絶する闘いの記録。 鮮やかで鮮烈なネーチャーフィルムの傑作。 まるでドラマを見ているかのようなドキュメンタリー観るものを圧倒する。
14:20 ~ 15:01
「金糸猴を追え」

中国/41分/シー・リホン、ドン・ヒンホイ監督作品

標高3000mの中国の深い森に生息する希少種霊長類をはじめて収録した10年間の記録。
高地に棲む稀少なサル・金糸猴の生態。密漁と森林伐採によって絶滅の危機に瀕している現状と、 保護の必要性を訴える。
15:01 ~ 15:11
「やっかい払い」

オーストラリア/10分/ニック・ヒリゴス監督作品

虫や動物との共生をコミカルに描いた出色のアニメーション。2本立て。
15:30 ~ 16:17
「種の終わりの予感」

韓国/47分/イ・ヨンギュ監督作品

ペットブームの裏で繰り返される希少動物の密猟と闇取引の実態を鋭く描くドキュメンタリー。
16:17 ~ 16:44
「ぼくはモンゴルの子」第1回アースビジョン特別賞受賞作

モンゴル/27分/R.シャラブドルジ監督作品

大自然の中で家畜を世話する少年の姿を淡々と描いた第1回アースビジョンの記念碑的名作。

17:00 ~ 18:00
パネラー:


司会進行:


峰岸久雄(多摩の自然とまちづくりの会)
山田厚子(多摩市民環境会議)
相田幸一(よみがえれ、大栗川を楽しむ会)
井上寿一(多摩市民環境会議)

特別招待作品  

18:15 ~ 19:54(トークショーに引き続き上映いたします。)
「WATARIDORI」 LE PEUPLE MIGRATEUR

フランス/99分/ジャック・ペラン監督作品

撮影3年、20カ国、100種を越える渡り鳥たちの壮大な旅のドラマは世界各国で熱狂的な感動をもって迎えられている。 それは、"必ず戻ってくる"という約束の物語。 北半球に春が訪れると、鳥たちは、生まれ故郷である北極の地を目指して飛び立つ。 昼夜を問わず、休む暇なく飛び続ける鳥たちもいれば、宿泊地を定めながら、はるか彼方約束の土地を目指す鳥もいる。 一度も経験したことのない数千キロにも及ぶ空の道を間違えることなく飛び続け、約束の地に到着する神秘、これはいったい何か? 世界トップクラスのスタッフが、命懸けで渡り鳥たちと共に地球全土を旅した。CGはいっさい使用せず、 多くの危険と戦いながら人類が今だかつて目にしたことのない鳥たちの視点から、 空、海洋、そして地球の姿を捉えている驚異と感動の映像。総監督は、日本でも大ヒットを記録した「ニュー・シネマ・パラダイス」の 名優ジャック・ペラン。 映画を超越した全ての生き物たちのドラマを作り上げた。観る者すべての心を癒し、きっと何かを残すだろう。
第75回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー部門ノミネート/2001年セザール賞編集賞

主催: 

東京ガス株式会社 多摩支店

共催: 

多摩市民環境会議 たえのは 地球(アース)ウェーブ・TAMA 東京都環境学習リーダー多摩会

提携: 

多摩市文化振興財団(パルテノン多摩)

後援: 

多摩市  多摩市教育委員会

協力: 

アース・ビジョン組織委員会 たまごみ会議 ごみから変えよう!環々学々の会
よみがえれ、大栗川を楽しむ会 多摩グリーンボランティア森木会
多摩の自然とまちづくりの会 冒険遊びを楽しむ会・TAMA ほか


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